中国どうする?トイレ問題
中国らしい、大らかさを如実に表したものといえば
トイレ事情です。
もともと自宅にトイレはなく、共用で使用するのが一般的だったそうです。
そんな訳で、気軽に挨拶できるコミュニティの場として、トイレの仕切りなどは、
設けられなかったのでしょうか。
「ニーハオトイレ」などと言われて、久しくなりましたが、
もはや都会では、1つ溝が切ってあるだけの、仕切りの無いトイレは
少なくなった、或いは全くお目にかかれない、のではないかと思います。
北京オリンピック(2008年)以降、改善されてきたということでしたが、
最近中国に行かれた方、いかがだったでしょうか。
でも農山村部はそうはいきませんよね。
私が「トイレどうしよう!!」と思ったのは、
2008年に世界文化遺産に登録された「福建省土楼群」に魅せられ、
絶対行きたい!行くんだ!
と思った時のことでした。
福建省南西部に点在する46の土楼は、12~20世紀につくられた
漢民族客家(はっか)の伝統的な集合住宅です。
土楼は中心の広場を囲んだ競技場のような円形や方形で、外側は土壁に
なっており、基本的に出入口は1箇所で窓は少ない。
この中に最大で800人が住むことができるものもあります。
世界遺産になった後も、住民が住み続けている土楼もあり、
実際に宿泊する事も可能です。
見学するだけでなく、宿泊することで、生活の場としての土楼を
肌で感じる事ができるのではないかと思います。
一番見たいのが、夜に燈される土楼内の赤い提灯。
暗闇の中に、ポツポツと燈る明かりが、幻想的であり、暖かく、
一族と安心して一緒に暮らすことができる、閉ざされた空間を、
より一層感じる事ができると思います。
さてさて、
ここはかなりの田舎です。
だから、
トイレ事情が気になるのです!!!

※福建省土楼(イメージ写真より)
土楼群の中に宿泊できる所もあり、どうせなら是非泊まって、
夜の幻想的な風景を味わいたいと、
いろいろ調べておりました。
要するに妄想旅行プランを立てていたわけですね(笑)。
トイレは、土楼の外にしか無いようでした。
土楼群の中は、においがこもるため、外に作ったのかもしれません。
ただ、豚やにわとりなどの家畜は、土楼群内で飼われていますので
どうなんでしょう??
土楼は、外敵の攻撃を防ぐための堅牢な要塞としての役割を果たすため、
外に通じる出入口は通常1箇所しかありません。
夜間は、そのたった一つの出入口が閉じられるため、夜に用を足すことは
不可能となります。泣。
数々の旅行体験記を拝見させて頂いていたのですが、
どうやら
「マートン」という、日本で言うところの「オマル」が棚の中に設置してあり
その中に用を足し、朝に処置する(外のトイレに流す?)
という事らしいのです。涙涙。
夜トイレに行かないで済むように、水分を極力摂取しないようにするしか
なさそうです。大人用オムツを持っていくのも手ですかね・・・。

※福建省土楼(イメージ写真より)
2001年1月放送の、「世界ウルルン滞在記」で、有坂来瞳さん(当時21歳)が
貴州省黄崗村(こうこうむら)のトン族の村に1週間滞在した模様の動画を
拝見しました。
この村のトイレは川の上に設置されており、ドボン型で、川に落ちた排泄物は、
そのまま魚の餌になるという画期的な?システムでした。
一応木の囲いはあるけれど、何せ低いので、しゃがんでいる姿は、丸見えです。
最初は「えー嘘でしょう!?」と大騒ぎした有坂さんですが、
彼女の物怖じしない、カラカラと明るく、良い意味で大雑把な性格
という事もあるのでしょうが、
すぐに慣れて、全然平気だったとか。さすがです。
何はともあれ、「やはり郷に入っては郷に従え」の精神ですね。
(現在は、もっとプライバシーが保たれるトイレも設置されたかもしれません。
何せ15年も前の情報ですので。ご了承下さい。)
中国人にとって「排泄」することは、「自然現象」。
何も恥ずかしいことではない、という考えは、言われてみればその通りですよね。
私には、なかなか勇気の要る事で、人前でおしりをさらす事は、
文字通り「しり込み」する事なのですが(笑)、
「案ずるより産むが易し」なのかも。
「案ずるより排泄するが易し」!!!
