上海とダム鎮を結ぶ国道318号線

全長5476kmに及ぶ中国最長の国道318号線(G318国道)のヒッチハイク旅

NHKのドキュメンタリー番組「大路通天(dà lù tōng tiān)!~中国横断・ヒッチハイクの旅」がサイコーでした。

中国人ディレクターがヒッチハイクで318号線を横断します。コロナが蔓延する中の旅路であり、苦難の連続で過酷な旅でしたが、ヒッチハイクを通して、様々な環境の中で生きる人々と触れ合います。中国の今が見えてきます。

大学を卒業しても就職先が見つからず苦慮する人、一人っ子政策で跡取り問題が厳しい状況にある人、国のコロナ対策の方針に憤る人、中途半端な都市開発で生活が危うくなる人、物価上昇に苦慮する人、国を恐れて語るのをためらう少数民族の人など、様々です。これが、中国のリアルだな~と感じました。私たちは、上海や北京、重慶などのきらびやかな都会に目を奪われがちですが、隅々にまでこの豊かさを行きわたらせるのは容易な事ではありませんし、また開発することが皆の幸せとは限りません。現在の自給自足に近い生活を守りたい方々もたくさんいらっしゃします。一律に何かを推し進めようとするのは無理があるのではないでしょうか。

この中国人ディレクターは、関わった方々と誠実に向き合い、心を痛めたり、心配したり、喜んだり。とても好感が持てる方でした。感謝の気持ちや、申し訳ないと思う気持ちなど、ためらいや遠慮がちな姿勢が何だか日本人ぽいなーと思いました。日本の大学を出て、そのまま日本で就職したらしいので、考え方も日本に染まっていたのかな?

※チベットのイメージ(イメージ写真より)

国道318号線は、高山地帯を進む険しい道ですが、中国で一番美しい国道(観光ルート)とも言われています。

中国大陸の多くの都市を通過し、有名な景勝地が五万とあります。

都江堰、青城山、峨眉山、楽山大仏、西嶺雪山、石像湖、碧峰峡、海螺溝、跑馬山、木格措、少数民族ギャロン・チベット族の村・丹巴(ダンバ)美人谷、康巴漢子村、四川省と雲南省の境界沿いに位置する稲城亜丁自然保護区・・・・。